ハルオとの暮らしがどんなふうに始まったのか、自身の覚え書きとして振り返ってみました。
あぁ、癒されたい
日々の単調な生活の中でささくれる心をどうしたら良いのか思い倦ね、そうだ!ペットを迎えよう!と思い立ってから、どんな生き物と暮らしを共にしようかあれこれと考えてみました。
モルモットに決めた理由は、
- できればなついてほしい
- 比較的静か
- 比較的省スペース
周りの人に聞いたり、ペットショップに行ってみたり、インターネットで調べたり、かなり時間をかけて入念にリサーチした結果、モルモットに決めました。
ちなみに、当方アメリカ在住なので、日本と比べると選べるペットの種類が少ないんです。モルモットはアメリカでは人気者で、飼ったことあるよっていう人が結構いたりします。広々とした一軒家なら、馬とかロバとかっていう選択肢もあるんですけどね…
運命の出会い
ペットショップにいたモルモットたち。ラベルには「モルモット 雄 生後2~3週間」と書いてあリました。小さなショッピングセンターのペットショップなので、ガラス張りのディスプレイケージとかじゃなく、普通の大きめのケージに入れて、興味ある人は見てね…みたいな感じで置かれてました。覗いてみると小さなモルモットが3匹。本当は女の子を探してたんだけど、一応見てみようかなと、お店の人に頼んで出してもらうことにしました。
三毛の短毛くん、明るいキャラメル色と白のくせ毛くん、そして白とこげ茶のシマシマくん。1匹ずつ抱っこさせてもらいました。
三毛くんは落ち着きがなくすごく怖がっている様子。短毛のイングリッシュ。白が多めで普通に可愛い。
次はくせ毛くん。他の子よりちょっと小さめのアビシニアン。目の色は赤。すごく大人しい。
最後にシマシマくん。毛の感じはモコモコしてる。猫で言うところのハチワレ、馬で言うところの流星的なお顔。そして目が大きい。なんてゆーか、出会い、直感、インスピレーション、そういうのって重要かなと思うんで、この子がいい!と決めました…男の子だけど。
実は長毛のシェルティだとはこの時気づかず、ちょっと長めのイングリッシュだと思い込んでました。だってどれも同じお値段だし、アビシニアンとクレステッドは見かけるけどシェルティは見たことなかったんです。
シマシマくん、うちに来る
お店のロゴ入りの箱とかじゃなく、普通の、多分何かペット用品が入っていたであろうダンボール箱に数カ所穴が開けられて、「GP Mx1」とマジックで書かれていました。多分「Guinea pig Male x 1(モルモット 雄×1)」ということらしいです。モルモットは英語でGuinea pigという。なぜpig?豚なのか?という疑問については後ほど。
とにかく臆病な生き物なので、なるべく怖がらせないよう…と思うけど、車で約30分、揺らすなというのは無理ですよねー。
うちに着いて、ケージにティモシーとペレットを入れて、シマシマくんをダンボールごとケージの中に置きました。ダンボールを開くと、かなりおびえた様子。そーっとダンボールの向きを変えて、外に出られるようにして、ケージを閉めて、さらにケージにタオルをかけました。
最初は覗かないでそっとしておく
モルモットを飼うにあたり色々と調べた結果、仲良くなる近道は「最初の1週間はそっとしておく」ことらしいです。その教えに従って、食べ物の供給以外は覗きたいのをぐっと我慢しました。初日の夜からこそっと箱から出てきてペレットとティモシーを食べてくれました。ペットショップと同じペレットにしたおかげかもしれないです。お掃除をするときは、箱ごと移動。素手で触らないように、顔も近づけないように…
我慢に我慢を重ねて3日目、ケージの外からロメインレタスを入れてみました。手で持ってる間は警戒して食べないけど、手から離れると…食べた!可愛い!
でも急いではいけません。ここで恐怖感を与えては信頼関係が築けません。あと数日はこのままの距離感でそっとしておくことにしました。
命名「ハルオ」
和風な名前がいい、と思っていました。それから、名前によって性格が決まる、ような気もしていました(経験上)。
モルモットは体がよく伸びます。写真で見るような、座った状態だと丸っこい印象。でも歩く時とか、何かを覗く時なんかは胴体がビヨーンと伸びます。トイストーリーのスリンキーみたい。
バネっていうかスプリングっぽいねー。springって、春だよねー。春、ハル、いいねーハル!
あ、でも男の子だし、ハル太郎?ハル之助?ハル座衛門?いやいや、ハルオでしょう。
って感じで、ハルオという名前になりました。
これから始まるハルオとの暮らしにドキドキワクワク。名前の通り飛び跳ねてほしいなー。